DART

December 13, 2017

ダブリンアドベントカレンダー13日目、無事折り返し。今日はDARTについて書いてみる。

DARTはダブリンを走っている鉄道路線のひとつで、近郊区間を運行している数少ない列車である。運行区間の大半が海岸沿いで、車窓からはダブリン湾の風景がよく見える。

DARTの路線図。緑色の線がDARTの区間 DARTの路線図。緑色の線がDARTの区間

ターミナル駅の Connolley駅、リフィー側沿いの Tara Street駅、「ケルズの書」で有名なTrinity College にほど近い Pearse駅を中心に南北に伸びており、沿線には見所も多い。自分はPearse駅から15分ほど南下した Blackrock という駅に住んでいて、毎朝 Grand Canal Dock 駅まで通勤の足として利用している。

DART緑の車体でだいたい5両編成くらい。 DART緑の車体でだいたい5両編成くらい。

朝、8時前後は通学・通勤に使う人も多く、10分おき程度の頻度で運行されていて、車両はそれなりの混雑。天気が悪いと利用客も増え、混み具合によっては電車を見送る人もいる。とはいえ日本の通勤電車を思うと詰め込み具合はまだ優しい。夜はもう少し運行間隔があくが、15-20分も待てば乗れる。時刻表はあてにならないけど、待っていればそのうち来ると思える程度には走ってくれている。

DARTの魅力は何よりその車窓風景だと思う。ダブリン湾は遠浅で、都心よりのエリアは干潮時には散歩できるほど遠くまで干潟が現れる。逆に満潮時には駅の柵の近くまで波が押し寄せ、風が強い日には水しぶきが飛んでくることもある。

ダブリン湾。干潮時は犬連れの散歩をよく見かける ダブリン湾。干潮時は犬連れの散歩をよく見かける

さらに南に下ってDun Laoghaire から先は山というには小ぶりながらちょっとした起伏も現れ、丘陵と海岸線に挟まれたところを走り抜けるのも楽しい。沿線は別荘地としても有名で、大きな屋敷が並ぶところもある。

イベントの日は蒸気機関車が走っていることも イベントの日は蒸気機関車が走っていることも

日本の通勤電車に揉まれて育った身としては運行のゆるさが気になることもあるが、そこも土地柄を思えばなんとなく許せてくる。日曜祝日は9時まで電車が動かず、たまにストライキで動かない日があり、ちょっとした脱線で退勤ピークに使い物にならなくても、まあそんなに焦ることはないと考えられるようになってくる。初めて乗った時、車内表示と実際の停車駅が一つずれていて、Google Mapを頼りに頑張って下車したのも良い思い出である。

Tara Street駅の改札口。ダブリンのSuicaことLeapカードが使える Tara Street駅の改札口。ダブリンのSuicaことLeapカードが使える

都市圏の重要な公共交通を担いながら、手軽にダブリンの風景も楽しめる魅力を持ったDART。ダブリンにお越しの際はぜひ一度乗ってみてください。